10月26日〜11月1日に報じられた鰻(うなぎ)関連の主なニュースをまとめました。今週は、京都のうなぎ料理店をめぐる産地偽装事件を受けたテレビ局の特集や新聞のコラム、宮崎県延岡市での小学生によるウナギ放流、埼玉県のうなぎ料理店の新メニューなどを取り上げます。
国産と中国産、プロでも見分けにくい 産地偽装の背景をテレビ局が特集
関西テレビは、京都市のうなぎ料理店運営会社の社長が逮捕された事件を受け、産地偽装が繰り返される背景を取材した特集を掲載しました。ウナギ卸業者によると、国内に流通する中国産ウナギの多くは国産と同じニホンウナギで、並べても外見では区別がつかないとのことです。また、養殖ウナギの産地表示は稚魚をとった場所ではなく「一番長く養殖された場所」で決まる仕組みであることも紹介しています。北里大学の吉永龍起教授は、生産から食卓までをたどれるトレーサビリティの仕組みづくりが必要だと指摘しています。
秋の味覚に変化 鮮魚店はウナギを「国産のみ」で扱う理由を説明
読売テレビは、サンマやサケの入荷が大きく減っている鮮魚店の様子とあわせて、ウナギの産地問題を取り上げました。取材先の鮮魚店では国産の養殖ウナギのみを扱っており、中国産は国産より1割ほど安く味もほとんど変わらないものの、混ざると店側でも見分けられないため国産に限定していると説明しています。京都の事件については、警察の鑑定で店のウナギが中国産と判明し、2025年に仕入れた約18トンのうち国産は2%に満たなかったと報じています。
産経新聞コラム「浪速風」、産地の誤認表示を「消費者への裏切り」と指摘
産経新聞のコラム「浪速風」は、店頭で国産ウナギと割安な中国産ウナギが並んで売られている様子に触れつつ、京都府警が不正競争防止法違反(誤認惹起)の疑いで飲食店運営会社の社長を逮捕した事件を取り上げました。コラムは、産地を誤認させる表示は消費者への裏切り行為だとし、国産を選ぶ消費者はそのブランドへの信頼をもとに選んでいると論じています。
宮崎県延岡市の小学生が五ヶ瀬川にウナギを放流
宮崎県延岡市の五ヶ瀬川漁協は毎年、地元の小学生と一緒にウナギの放流を行っています。今年は南方小学校の3年生約90人が参加し、漁協の担当者からウナギの寿命や産卵場所などの生態について説明を受けたあと、体長20センチほどに育った稚魚計15キロを1匹ずつ川に放しました。漁協の担当者は、放流した稚魚が無事に親ウナギへ育つことへの期待を語っています。
出典:MRT宮崎放送/TBS NEWS DIG(2026年10月30日)
埼玉の「うなぎ 和食 大穀」、うな重と黒毛和牛の炙り焼き重のセットを発売
埼玉県内でうなぎ・和食店「うなぎ 和食 大穀」を展開するニュー富士は10月28日、国産うな重と鹿児島県産黒毛和牛の炙り焼き重を一度に味わえる新メニューを、11月1日から県内9店舗で販売すると発表しました。うなぎは注文を受けてから捌き、備長炭で焼き上げるとしています。価格は税込4,600円と案内されています。
出典:株式会社ニュー富士(PR TIMES、2026年10月28日)
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