10月19日〜10月25日に報じられた鰻(うなぎ)関連の主なニュースをまとめました。今週は、京都のうなぎ料理店をめぐる産地偽装事件、魚粉を使わないウナギ用飼料の試験結果、台風被害を受けた千葉の養鰻場の復旧状況、浜松市の学校給食や浜名湖うなぎまつりなどを取り上げます。
中国産ウナギを「愛知産」と表示した疑い 京都の料理店運営会社社長を逮捕
京都府警は10月20日、中国産ウナギを国産と誤認させる表示で販売したとして、京都市でうなぎ料理店を営む会社の社長を不正競争防止法違反(誤認惹起)の疑いで逮捕しました。店のメニューやオンラインショップで愛知県一色町(現西尾市)から仕入れていると表示しながら、2025年に仕入れた約18.5トンのほぼすべてが中国産だったとされ、仕入れ値は国産より1キロあたり約600円安かったと報じられています。社長は「産地偽装とは思っていません」と容疑を否認しているとのことです。
魚粉ゼロのウナギ用飼料、フィールド試験の結果を公表
先週お伝えした「脱・魚粉」飼料の続報です。飼料メーカーのフィード・ワンは10月20日、魚粉を使わないウナギ用配合飼料「神威(カムイ)ZERO」の開発に成功したと発表しました。九州の養鰻場で約3万8000尾を使って約2カ月間比較したところ、飼料効率は魚粉60%配合の既存飼料(74.9%)を下回る62.0%だったものの、成長倍率はどちらも約2倍だったとしています。同社は飼料効率の改善を進め、2026年内の発売を予定しています。
出典:フィード・ワン株式会社(PR TIMES、2026年10月20日)
台風で約5万匹が流出した印旛沼の養鰻場、来年3月の復旧を目指す
台風25号の大雨で印旛沼(千葉県)の堤防が決壊してから1カ月がたち、約5万匹のウナギが流された印旛沼漁業協同組合の養殖場で復旧作業が続いています。現在も変電設備が直っておらず、水温を保つボイラーや一部の井戸が使えない状態だということです。組合は稚魚を仕入れる2027年3月までに養殖場を復旧させることを目指しています。
鹿児島市で養鰻業者らがウナギ資源保護の勉強会
国際取引規制の是非が議論されているニホンウナギの資源保護をテーマに、10月21日、鹿児島市で勉強会が開かれました。県内の養鰻業者やシラスウナギ採捕の関係者ら約60人が参加し、適切な資源管理について理解を深めたと報じられています。専門家が分析結果やウナギの生態について報告し、長野大学の箱山洋教授が東アジアのニホンウナギについて解説したと伝えられています。
浜松市の学校給食に浜名湖産ウナギが登場
浜松市の市立小中学校と市立幼稚園で、地元食材の魅力を知ってもらう「地産地消給食」として浜名湖産ウナギを使った給食が提供されています。10月20日には中央区の初生小学校で、白焼きをタレで煮込んだウナギが出され、生産者と栄養教諭による食育授業も行われました。中野祐介市長は、給食の味を通じてふるさとを思い続けてほしいと期待を語っています。
出典:SBS静岡放送/TBS NEWS DIG(2026年10月20日)
11月1日に「浜名湖うなぎまつり」 名店の弁当や長巻き挑戦も
第24回「浜名湖うなぎまつり」が11月1日、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで開かれます。地元名店のうなぎ弁当1000食や浜名湖うなぎ丼などが各2000円で用意され、3〜4匹セットの持ち帰り用かば焼きも販売される予定です。うなぎ100匹を使って来場者が50メートルの長巻き作りに挑む企画もあり、参加は事前申し込み制(10月27日締め切り)と紹介されています。
ニホンウナギは川の魚類多様性の指標になるか 長崎大学院生の研究が受賞
長崎大学は10月22日、大学院生が日本魚類学会年会で優秀ポスター発表賞を受賞したと発表しました。研究では長崎県内の3河川36地点で野外調査を行い、ニホンウナギの数や栄養状態が川全体の魚の種数と関係するかを検証しました。その結果、ウナギの個体数や栄養状態は特定の餌生物の量に左右され、魚類の種多様性との関連は小さいことが示唆されたとしています。
今年の秋の土用の丑の日は10月30日
土用は季節ごとにあり、今年の秋の土用の丑の日は10月30日(金)にあたると、相模原市の地域紙が紹介しています。取材に応じた市内のうなぎ店の店主は、夏に限らず丑の日にうなぎを求める客が増えているといい、「特別な日のごちそうとして親しまれる一方、定期的に購入される方も増えていると感じます」と話しています。
※各記事の内容は出典元の報道を要約したものです。詳細は出典元をご確認ください。